アトピーは未だ治療法が確立していない分野
アトピーは未だに治療方法が確立していない部分が多くあります。
深刻度が増していくほどに、治療法が確立しておらず、たらい回しに
されてしまうことも多くあります。
だからといって、薬や治療をなげだしてしまうと、
悪化の一途をたどり、入院を余儀なくされることも
すくなくありません。
どうしようもないと諦めるのではなく、国立相模原病院など
専門医が多くいるところの診療がオススメです。
中中、予約しないと診察をウケる事ができないような
お医者様も多くいますが、たらい回しにされて自暴自棄になる
よりは、よっぽど時間もかからず適切な治療を相談することができます。
なんといっても、アトピーはまだ解明されていないことも多いので
地道に解決の途を探ることが大切です。
毎日ステロイドから一転脱ステロイド
アトピー発症は、1歳の頃。
漢方、にんにく風呂、電流を流して治療をしたり、アロエを使ったり、手当たり次第、様々な治療を試していました。
小学6年のとき、はじめてステロイドを使いました。
最初、ステロイドを使った時の感想は、「こんなにすぐに良くなるの!!」と、感動したのを覚えています。
それから、ステロイドは手放せなくなりました。
気づけば、20歳ぐらいまで毎日使っていました。
なぜかというと、ステロイドを使わないとアトピーがひどくなるからです。
そして、少しずつ体に変化が現れはじめました。
まずは、色素沈着、そして、体毛が濃くなってきました。
その時は、「これからステロイドをずっと使い続けたら、私の体はどうなるんだろう?」と、本気で怖くなりました。
ステロイドをやめるために、高額な薬を使ったりもしましたが、結果は同じです。
やめると、アトピーがひどくなります。
そして、決心して脱ステロイドを開始しました。
噂では聞いていましたが、本当にいろいろな場所から汁が出てきました。
特に、脇、腕、膝、股関節、指はひどかったです。
毎日、包帯を巻いて寝ていました。
それでも、毒素が体内から出ている感じがして、苦にはならなかったです。
その精神状態が良かったのか、汁がいくらでてもあまり気にしていなかったので、
徐々にアトピーはおさまりました。
ステロイドをやめて、15年経ちましたが、今まで一度も使っていません。
なので、膝裏や股関節など、いまだに少し出ている場所があります。
それでも、それは、健康のバロメーターだと思っています。
アトピーの症状は、周りの人からみるとすごく醜いですよね。
だからと言って、湿疹を隠してばかりいると結果的に、症状が深刻になる事がわかりました。
どんな病気でもそうですが、病気は心から来ています。
表面的な治療ばかりせずに、自分の生き方を見直すことを始めれば、
そんなに気にならなくなります。
私的に、それを一番感じています。
今は、症状がでても前みたいに気にしていません。
風邪をひくのと同じような感覚です。
アトピーになった自分を責めるようなこともなくなりました。